税理士の山本です。
「知り合いのオーナーは、調査で通ったそうなんですけど、
〇〇っていう方法は本当に大丈夫なんでしょうか?(〇〇は、グレーな方法)」
美容業のオーナーさんから、こんなご質問をいただきました。
オーナーさんご自身も「見付かったら突っ込まれるかも、、、」と思いながらも、
税務調査では特に指摘されず、ということもあったりします。
また、これに尾ひれが付いて「この節税策は、税務署のお墨付き」なんて話がオーナーさんの間で広まることもあります。
「調査で指摘がないということは、認められたんだ!」
と思うこともあるかもしれませんが、
実際は、調査官が見付けられなかっただけという場合がほとんどです。
税務調査は日数も時間も限られていますので、調査官も全てチェックすることは不可能です。
また、調査官は「見るべきポイント」を狙って調査しているので、目に留まらずスルーされる項目もあります。
つまり、
「調査官に指摘され、説明した上で問題なしとなったもの」
と
「そもそも指摘されなかったもの(見つからなかったもの)」
は全く別物です。
どれくらいリスクを取るかは、オーナーさんの経営判断次第にはなりますが、
お知り合いの「これは大丈夫だった。」という話を鵜呑みにすることのないように、
くれぐれもお気を付けください。
kei
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