税理士の山本です。
美容室を営んでいると、
周辺の競合店調査(リサーチ)をすることは、非常に大事ですよね。
開業前・開業後ともに、リサーチは欠かせないと思います。
同業他社の分析なくして、適切な戦略は打てないからです。
このリサーチ、実は、税務調査で内容が確認されることを知っていましたか?
知らなかったという方は、
税務調査で痛い目に合わないために、この事実を知っておいてください。
どう確認されるか?
「これ、個人的な支出なんじゃないの?」と税務署に疑われます。
そして、もし個人的な支出だと認定されれば、リサーチ代を経費に入れることができず、
追加で税金を支払う必要がでてきます。
イヤになりますよね。
そのため、
「何言ってんだい、仕事で必要なリサーチなんだよ!」
と証明できる証拠をしっかり残しておくことが大事です。
どうするのか?
個人的な支出ではないということを証明するために、
「ネタ帳(他店を調査して得られた情報の記録)」などを残しておくのが望ましいです。
どんなことを書いておくのか?
あなたがリサーチで得られた情報を、ネタ帳に記載しておいてください。
美容室であれば、
他店の施術の方法、スタッフの雰囲気、さらにはカラー剤は何を使っているのか、
シャンプーはどのようなものを使っているのか、カルテは電子かどうか、などの情報を、
これを記録することにより、
リサーチが「個人的な支出ではない」という証拠を残しましょう。
とくに、継続的に訪問するお店の場合、
すべてリサーチ目的とすることは、不自然に感じられることもありますので、
しっかりネタ帳などに記録を残すようにしてくださいね。
美容室とって、リサーチは「情報の仕入れ」です。
あなたのお店を繁盛店にするために、上手に情報を仕入れるとともに、
税務調査の準備もしておいてくださいね。
<まとめ:税務調査でチェックされるポイント(こんな視点でチェックされます)>
①競合店調査(リサーチ)?これ、個人的な支出なんじゃないの?
②きちんと情報収集した記録はあるのかな?(ネタ帳など)
③継続的に訪問するお店は、ほんとうに毎回リサーチ目的で行ってる?
kei
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