税理士の山本です。
とある美容室の税務調査にて。
業務委託サロンの調査では、「外注費」をチェックされることが多いです。
ある調査でもそうでした。
外注費として計上している人件費が架空じゃないかとか。
外注じゃなくて、本当は給与じゃないかとか。
ある時の調査では、調査官が業務委託のスタイリストさんの携帯番号を
こっそりメモしている場面に遭遇しました。
私は性格がよろしくありませんので、
こっそり書き写したのをもちろん見ています。
あとでそっと近づいて、
「先ほど、こっそりメモしてましたよね?
連絡を入れるなら、オーナーさんに伝えてから堂々とお願いしますね。」
と言ったら、真っ青になってました。
本当にね。連絡したいなら「教えてください」って堂々と言って欲しいものです。
いくら税務調査でも、突然スタッフさんに電話なんてされたら、
「私の携帯の番号を勝手に教えたの?」
とスタッフさんに勘違いされて、オーナーさんは信用を失います。
それがスタイリストの方々の退職に繋がったら、調査官はどう責任をとるんでしょうね?
そうゆうこともあるので、私はなるべく調査官の動きをチェックするようにしています。
「税務調査は、チェックされるだけでなく、調査官をチェックすることも大切」
ということは、対策としてぜひ知っておいてください。
それでは。