個人事業と会社(法人)、どう違うの?どっちが有利なの?【その⑤「赤字になった時の違い」】

美容室・理容室を開業するあなたへ

個人事業と会社(法人)、どう違うの?どっちが有利なの?【その⑤「赤字になった時の違い」】

 

 

税理士の山本です。

 

 

 

 

 

美容室の開業のお手伝いをしていると、よく聞かれるのがこの質問

 

 

 

 

 

 
「個人事業と会社(法人)、どう違うんですか?」

 

 

 

 

 

個人事業と法人の違いを理解していただくと、どちらが有利かも見えてきます
 

 

 

 

そこで、個人事業と法人の違いを、書いてみたいと思います。

 

 

 

5.「赤字になった時の違い」

 

今日は、その第5弾、「赤字になった時の違い」です。

 

 

 

 

「個人事業」で赤字になった場合、その赤字の金額を3年間繰り越すことができます。

 

 

 

 

 

そして、この繰り越した赤字は、翌年以降に黒字の年があった場合、

 

 

 

 

その黒字の金額から差し引くことができます。

 

 

 

 

 

赤字の貯金が3年できるというイメージです。

 

 

 

 

 

一方、

 

 

 

「法人」で赤字になった場合、

 

 

 

 

赤字の金額は10年間繰り越すことができます。

 

 

 

 

 

この赤字も、翌年以降の黒字から差し引けることは同じです。

 

 

 

 

 

法人の場合、赤字の貯金は10年間できます。

 

 

 

 

 

 

なお、この赤字の繰り越しについては、個人事業・法人ともに、

 

 

 

 

 

青色申告の届出を行い、青色申告を行っているケースに限ります。

 

 

 

 

 

また、個人事業で発生した赤字を残したまま法人化してしまうと、

 

 

 

 

 

この赤字は法人に引き継ぐことができずに、切り捨てになってしまうので注意してくださいね。

 

 

 

 

 

 

<今日のまとめ>

 

 

赤字になったら、

 

 

「個人事業は3年、赤字の貯金ができる。」

 

 

「法人は10年、赤字の貯金ができる。」

 

 

※ただし、青色申告しているケースに限ります。

 

The following two tabs change content below.

kei

税理士の山本 佳です。千葉・東京を中心に、美容室・理容室の経営者の方々へ、税務顧問サービス・融資サポートを行っています。美容室・理容室の顧問契約、開業や融資でお悩みの方は、ご相談ください。

物件の現地確認で、必ずチェックしたい4つのポイント、その①「給排水設備」物件の現地確認で、必ずチェックしたい4つのポイント、その①「給排水設備」前のページ

タンス預金は、融資の時に自己資金と認められない可能性があるのを知っていましたか?次のページタンス預金は、融資の時に自己資金と認められない可能性があるのを知っていましたか?

関連記事

  1. 美容室の開業と自己資金
  2. 美容室・理容室の開業と、自己資金の貯金
  3. ショッピングモールと美容室の立地戦略
  4. 美容室の開業と信用情報
  5. 美容室・理容室の開業時に、有利な金融機関
  6. 個人事業と会社(法人)、どう違うの?どっちが有利なの?【その②「融資の受けやすさ」】

最近の記事

  1. 月次支援金と美容室
  2. 佐倉市の理美容室
  3. 藤沢市の理美容業
  4. 木更津市の理美容業
  5. 板橋区の理美容業

ブログをメールで購読

当ブログの更新情報をメールでお知らせします。

Twitter

アクセス

 

〒260-0031

千葉県千葉市中央区新千葉1-7-3

CSB新千葉ビル601

 

対応エリア

千葉県、東京都、埼玉県、神奈川県

 

*この他の地域の方もご相談いただけます。

 

お気軽にお問合せ下さい。

LINEでのお問い合わせ

友だち追加
LINEでのご相談も、お気軽にどうぞ。

お問い合わせの際には、下記の項目をお送りください。

①お名前、②お問い合わせ内容
PAGE TOP