税理士の山本です。
美容室の開業のお手伝いをしていると、よく聞かれるのがこの質問。
「個人事業と会社(法人)、どう違うんですか?」
個人事業と法人の違いを理解していただくと、どちらが有利かも見えてきます。
そこで、個人事業と法人の違いを、書いてみたいと思います。
今日は、その第3弾、「開業までのスピードの違い」です。
3.「開業までのスピードの違い」
まず、結論から、
「開業までのスピードは、個人事業の方が早いです。」
なぜか、
「個人事業」で開業する場合の手続きは、税務署に開業届を出すだけだからです。
紙っぺら1枚で事業がスタートできるんですね。
一方、「法人」で事業を行うには、
会社を設立するところからスタートしなければいけません。
また、設立には、「時間」と「お金」がかかります。
そして、設立が終わったら、個人事業と同様、税務署に開業届を提出してスタートとなります。
法人の設立までに必要な「時間」は、1か月~2か月の期間を見ておいた方がいいです。
また、法人の設立に必要な「お金」は、株式会社なら25万円~30万円です。
このように、個人事業で開業する場合と比べると、法人の方が「時間」と「お金」がかかります。
そのため、法人で開業する場合には、設立までの期間を見込んで、
個人事業より早く準備を進める必要があることを覚えておいてください。
<今日のまとめ>
「開業までのスピードは、個人事業の方が早いです。」
「法人で設立を考えている場合は、1か月くらい早く準備を進めてください。」
kei
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