税理士の山本です。
オープン前の準備段階で開業断念・開業直後に廃業、、、
そんなことにならないために、
美容室の失敗事例から、存続のポイントを学びましょう。
今回は、第2弾、お話しする開業失敗事例は、
「物件契約時のトラブルにより開業を断念したケース」です。
よくあるのは、物件オーナーと物件を探している方の間で、
希望する契約のタイミングが合わず、契約を結ぶことができなくなった例です。
あなたが狙っている物件が人気物件であればあるほど、
このケースが起こりやすいので、注意が必要です。
開業を予定している方が金融機関から融資を受ける際には、
先に物件の申込をしてから、融資の申し込みを行います。
そのため、物件の申込後、融資が下りるまでは契約することはできません。
もし、融資が下りなければ、物件の契約はおろか、開業自体できなくなります。
一方、物件オーナーは、申込をした人が借入を行うかどうかは関係ありません。
すでに空室の物件であれば、1日でも早く契約を結んで、家賃収入を得たいと考えています。
融資の実行までに時間がかかると、物件オーナーはあなたとの契約を待つことができずに、
他の入居希望者(あなたのライバル)と先に物件契約を結んでしまうこともあります。
早い者勝ちということです。
こうして、物件オーナーと物件を探している方の間で、
希望する契約のタイミングが合わず、契約を結ぶことができなくなり、
他の物件が見つからなければ、最悪の場合、開業を断念しなければなりません。
こんな事態を避けるためにも、
自己資金は、不動産取得費用以上貯めておきましょう。
あなたのお店が理想的なスタートを切れるように、
開業までに自己資金の準備をしっかりしておいてください。
kei
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