住民税・家賃・水道光熱費の支払いの遅れが致命傷に?【美容室・飲食店の融資申込前にチェック】

美容室・理容室を開業するあなたへ

住民税・家賃・水道光熱費の支払いの遅れが、融資の致命傷に?【美容室の融資申込前にチェック】

 

 

税理士の山本です。

 

 

1.公庫が支払いの遅れをどう思うか

 

 

これは↓、日本政策金融公庫が発行しているパンフレットの1文です。

 

 

 

美容室を開業したい方は、開業前に絶対読んでください。

 

 

 

 

「公庫では、ご返済をきちんとしてもらえるかどうかの判断材料の一つとして、

 

日頃の諸支払い振り(公共料金、家賃、住宅ローン等の支払い状況)を確認させていただいています。

 

支払いが遅れていると信用力は低下してしまいます。

 

創業を思い立った日から、経営者としての自覚を持ち、お金に対してシビアになる必要があります。

 

公共料金等のお支払いは通帳からの引き落としにして、記帳した通帳を大切に保管しておいてください。

 

こうしておけば、目に見える形で信用力を示すことができます。」

 

 

 

 

 

はい、わかりやすいくらい注意してくれてるんですね。

 

 

 

 

 

「公共料金の支払いが遅れるような人は信用しません。」

 

 

 

 

 

ってことです。

 

 

2.住民税について

 

 

 

ご自身でコンビニ、インターネットバンキングで住民税をお支払している場合(「普通徴収」といいます)、

 

 

 

 

 

1日、2日支払いが遅れてしまうようなこともあるかもしれません。

 

 

 

 

このような遅滞が、公庫の審査上は大ダメージとなりますので、絶対に遅延はしないでください。

 

 

 

 

 

また、すでに遅延している方は、急いで払ってきて下さい。

 

3.水道光熱費・家賃

 

 

こちらも遅延は絶対にしないでください。

 

 

 

 

 

現金払いだと「忙しくてうっかり忘れちゃった」があるので、

 

 

 

 

 

クレジット支払又は口座引落にすると安全です。

 

4.まとめ

 

 

「住民税・家賃・水道光熱費、遅れて払っているんだよな」という方も、

 

 

 

 

急いで払ってきてください。

 

 

 

 

 

今から遅延なくしっかり支払えば大丈夫です。

 

 

 

 

 

遅くとも、融資申し込み前の6か月~1年以上は、遅延がない状態を早く整えましょう。

 

 

 

 

 

この期間が長くなればなるほど、融資の審査では有利になります。

 

 

 

 

 

あなたの夢を叶えるためにも、急いで払ってきてくださいね。

 

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税理士の山本 佳です。千葉・東京を中心に、美容室・理容室の経営者の方々へ、税務顧問サービス・融資サポートを行っています。美容室・理容室の顧問契約、開業や融資でお悩みの方は、ご相談ください。

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