税理士の山本です。
「決算書は、役に立たない(そのままでは)。」
なんだこの税理士は、バカ野郎。
なんて声が聞こえてきそうですが、
決算書や試算表は、ただ数字が並んでいるだけです。
ですが、ある意識を持って読んでいただくだけで、
意味のある数字の並びになります。
それが。
①「今、お店はどうなっているのか?」
②「このままいったら、お店はどうなるのか?」
③「じゃあ、これからどうしたらいいのか?」
この3つです。
1.簡単なイメージをお伝えすると
簡単なイメージですが、
①「今、お店はどうなっているのか?」
・毎月、いくらの黒字・赤字なのか。
・黒字・赤字の原因は何か。
・利益は、増加傾向か、減少傾向か。
・原価率をはじめとする、主要な数値のバランスはどうか。
などです。
②「このままいったら、お店はどうなるのか?」
・毎月の利益は、借入の返済額に足りているのか。
・現在の利益水準で、納税額はいくらなのか。
などです。
③「じゃあ、これからどうしたらいいのか?」
・単価 or 客数を、どう見直すべきか
・原価率をはじめとする主要コストを、どういうバランスにするか
・現状の利益で、新店舗を出店したり、
既存店舗をリニューアルするためには、利益をどれくらい貯めればいいのか。
など。
このように、3つの流れを意識していただくことによってはじめて、
決算書・試算表の数字に、価値が生まれはじめます。
2.まとめに
「決算書は、役に立たない(そのままでは)。」
決算書や試算表は、ただ数字が並んでいるだけです。
ですが、上の3つの視点で読んでいただくと、
意味のある数字の並びになります。
「目標・理想」と「現状(決算書・試算表)」の差を把握する。
その差を埋めるための「行動」に繋げる。
そのためのツールとして、「決算書・試算表」を活用してみてください。
kei
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